使い続けることでVimの強力な機能のありがたみを感じられるので、これからVimを学ぶ方には是非楽しみながら学んでいただけたらと思います。
Vimとは
Vimは、viを拡張した高機能なテキストエディタで、OSなど環境に左右されない大きな特徴を持っています。
また、CUIベースで動くので軽くて速いかつ、マウスという概念が存在せず、基本的にキーボードのみで操作なので慣れると格段に操作速度が上がります。
いいとこづくしのVimですが、やはり慣れるまでが大変で、私は何回も挫折しました。
今度こそ、挫折しないように基本の「き」から固めていきたいと思います。
基本操作
モード
Vimにはモードという状態があり、それらを上手に使用することでマウスを使用する時よりも早く操作をすることができます。全て使いこなすのが一番いいのですが、初めは「ノーマルモード」と「インサートモード」間の練習をするのがいいかもしれません。
ノーマルモード
起動直後はノーマルモードです。このモードではカーソル移動やコピー&ペーストを行います。ノーマルモードは基本となるモードで、他のモードからescキーで戻ってくることが出来ます。
インサートモード
インサートモードは文字を入力するためのモードです。
コマンドモード
コマンドモードはファイルの操作や検索などの操作をするためのモードです。コマンドを入力することでVimの機能を呼び出します。
ビジュアルモード
ビジュアルモードはテキストを選択するためのモードです。行単位や矩形(四角)での選択などが行えます。
| キー | 動作 |
| esc | ノーマルモードに戻る |
| i | カーソル位置からインサートモード |
| I | 行頭からインサートモードに入る |
| a | カーソル直後からインサートモード |
| A | 行末からインサートモード |
| v | カーソル位置からビジュアルモード |
| V | 行単位の選択をするビジュアルモードに入る |
移動
移動コマンドは基本的にノーマルモードで使用することを心がけます。
十字キーと同じ動作をするのはhjklですが、このキーだけで移動するのは宝の持ち腐れで、Vimには様々な移動コマンドが存在するのでそれらを状況に応じて、使用することでマウスよりも早く操作をすることができます。
| キー | 動作 |
| h | カーソルを左へ移動 |
| j | カーソルを下へ移動 |
| k | カーソルを上へ移動 |
| l | カーソルを右へ移動 |
| w | 次の単語の先頭へ移動 |
| e | 次の単語の末尾へ移動 |
| b | 前の単語の先頭へ移動 |
| gg | 最初の行へ移動 |
| G | 最後の行へ移動 |
| 10G | 10行目へ移動 |
| 0 | 行の先頭へ移動 |
| $ | 行の末尾へ移動 |
| % | 対の括弧へ移動 |
| { | 前の段落へ移動 |
| } | 次の段落へ移動 |
編集
| キー | 動作 |
| u | Undo |
| Ctrl + r | Redo |
| . | 直前の変更を繰り返す |
| yy | カーソル上の行をコピー |
| p | カーソル位置の後ろにペースト |
| P | カーソル位置にペースト |
| cc | カーソル上の行を削除してインサートモード |
| dd | カーソル上の行を削除してコピー |
| D | カーソル位置から、後ろの部分を削除してコピー |
検索
| キー | 動作 |
| / | スラッシュの後に検索したい文字をいれることで検索 |
| n | 検索中に次の検索対象へ移動 |
| N | 検索中に前の検索対象へ移動 |
最後に
Vimは強力な機能がたくさんあり、今回紹介したのはほんの一部です。初めにも言いましたが、使いこなすには「続けること」がやはり重要になってくるので、楽しみながら気長に頑張りましょう。
とても面白い記事見つけたので、よかったら。
vimを使うとき十字キーで移動して、vimmerに殺されるその前に

IT/Webエンジニアとして勤務しています。
猫が大好きです。このところ毎日愛猫に枕を取られ続けています。

最近のコメント